ダニの生態とオゾンを用いたダニ駆除について
人が住む居住空間に生息しているダニ。繁殖すると、アレルギーや皮膚炎などの原因になることもあります。このコラムでは、オゾンで効果的にダニ対策を行う方法についてご紹介します。
1.居住空間にはダニがいっぱい!?
居住空間には主に以下のようなダニが生息しています。(アース製薬「知っているようで知らないダニの話 ダニってどんな虫?」)
・ヒョウヒダニ
・コナダニ
・ツメダニ
・イエダニ
室内にいるダニのほとんどはヒョウヒダニです。人間のフケや垢、汗をエサにし、高温多湿の環境で多く繁殖します。体長は0.2~0.4mmと極めて小さいため肉眼で確認するのは困難です。羽がないので飛行することはありませんが、人の衣服に付着して室内の様々な場所に侵入するので、居住空間内には必ず生息していると考えてよいでしょう。
多く繁殖すると150万匹にまで増えることもあるようです。また、ホコリの溜まる場所に多く生息しているのが特徴で、1gのホコリにおよそ1,200~2,300匹のダニがいることもあるそうです(アース製薬「スプーン 1 杯(※1)のホコリの中には、ダニが 500 匹以上(※2)いる!?」)。
ダニが多く生息する場所として、エサやホコリがある下記の場所は要注意です。・カーペット・ソファ・クッション・枕や布団などの寝具・フローリング(特にホコリの多く溜まる継ぎ目)・畳(特にホコリの多く溜まる畳縁)
2.アレルギーや皮膚炎など…ダニによる被害に要注意
ダニにによる被害は種類によって異なります。以下、代表的なものをまとめてみました。
ヒョウヒダニ
ダニの中でもアレルギーの原因となるのがヒョウヒダニです。ヒョウヒダニはその生体だけでなく、死骸や糞、脱皮殻がアレルギーの原因となり、気管支喘息や鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎などを引き起こします。(イカリ消毒 害虫と商品の情報サイト「ヒョウヒダニ類Pyroglyphidae」)
コナダニ
コナダニは食品に発生する食品害虫で、アレルギーや刺したりなどの害はありませんが多く発生すると不快感を与えます。また、ツメダニの捕食対象でもあるので、コナダニの発生がツメダニの発生を促すこともあります。(イカリ消毒 害虫と商品の情報サイト「ダニ(4)コナダニ」)
ツメダニ
ツメダニはヒトを刺して体液を吸うことがあります。コナダニなど他のダニをエサとして捕食しており、エサが大量にある場合ツメダニも大量発生し、刺される可能性が高くなります。刺されると、1週間ほど赤く腫れたりかゆみが続くなど、皮膚炎になることがあります。
イエダニ
イエダニは本来家ネズミに寄生して吸血しますが、ヒトから吸血する場合もあります。吸血の際に刺されると、激しいかゆみが起こり、長期間かゆみが続くこともあります。(イカリ消毒 害虫と商品の情報サイト「ダニ(1)イエダニ」)
3.ダニ被害を避けるために必要な対策は?
上記の被害の中でも一番困るのは、最も数の多いヒョウヒダニによるアレルギー症状だと考えられます。
ダニによるアレルギーを抑えるためには、生きているダニの駆除に加えて、ダニの死骸や糞なども除去する必要があります。
また、駆除後はダニの繁殖を抑えるためにホコリやエサになるものを定期的に掃除する方がよいでしょう。
定期的な掃除に加えて、室内にダニが寄り付かないように(ダニ忌避)できるとより安心できます。上記をまとめると、以下のような対策が必要だと考えられます。
・生きているダニを駆除する
・ダニの死骸、糞などアレルギーの原因となるものを除去する
・ホコリやエサになるもの(フケ、垢など)を掃除する
・ダニが寄り付かないように対策する(ダニ忌避)
4.生きているダニを駆除しよう
まず手始めに室内に生息しているダニを駆除しましょう。
駆除方法は「高熱と乾燥による駆除」と「市販の駆除剤による駆除」の2通りがあります。
高熱と乾燥で死滅させる
ダニは熱と乾燥に弱いです。50度の熱で30分、60度の熱であれば一瞬で死滅させることができます。(アース製薬「専門家に聞いた!家電でダニを減らすマル秘テクニック」)
アイロンやスチームクリーナーを使って高熱にさらしてやれば、寝具やカーペット、衣類のダニを駆除することができます。また、コインランドリーなどの乾燥機で30分ほど乾燥にかければ丸ごと駆除することもできます。
市販の駆除剤を利用する
やはり市販の駆除剤を使って化学の力で直接死滅させるのが一番手っ取り早いです。ダニ駆除用スプレーは吹きかけるだけで駆除できます。
畳など、高熱乾燥での駆除がしにくい場合はスプレーを使うとよいでしょう。また、寝具やカーペットなどダニが発生しやすい場所には定期的に吹きかけることで手軽にダニの繁殖を抑えられます。
部屋中のダニを徹底的に駆除したい方にはダニ駆除用の燻煙剤をお勧めします。燻煙剤を使えば部屋の隅々に駆除剤を行き渡らせることができ、手の届かない所まで徹底的に駆除することができます。
5.駆除後は死骸や糞を掃除しよう
生きているダニを死滅させても、アレルギーの原因となる死骸や糞は残ったままです。
これらは掃除機で吸い取ると効果的に掃除することができます。
掃除機を使うのが難しい場合は、クッションや寝具などを丸洗いをすることで洗い流すこともできます。
掃除機を使うのであれば、部屋のホコリやフケ、垢も一緒に掃除してしまいましょう。ダニの繁殖を抑えることができます。
さらにオゾンでダニを徹底駆除
生きているダニの駆除と掃除が一通り終わったら、さらに徹底的にダニを駆除するためにオゾン発生器を使うことをお勧めします。
オゾン発生器とは、オゾン(O₃)を人工的に生成して気体として放出する機器です。
ダニはオゾンを嫌っており、オゾンから逃避する行動を取ります。
従って、ダニがいる空間へ気体オゾンを放出してやれば、ダニが住み着いたり繁殖する前に追い払うことができます。
6.高濃度オゾン発生器で効果的にダニ対策をしよう
弊社が販売する高濃度オゾン発生器「オースリークリア3」を使えば、効果的にダニ対策を行うことができます。
実際の使用方法
オースリークリア3は電源をつけて15〜30分くらい稼働させましょう。
仕事などで外出する際に、ダニを駆除したい部屋(無人)でオースリークリア3運転させましょう(オゾンは高濃度になると人体に有害となりますので必ず無人環境で使用してください)。
当社のオゾン発生器で、感染症予防対策や疥癬(ダニ)対策をされている「介護老人保健施設 やすらぎ苑 様・導入事例」をご紹介します。
介護老人保健施設 やすらぎ苑 様
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直接的なダニ駆除、掃除に加えてオゾン放出を行えば、徹底的にダニを部屋から駆逐することができるでしょう。
さらにオゾンには細菌やカビの除菌・脱臭効果もあります。ダニ対策や除菌・脱臭に、オースリークリア3をぜひお試しください。