オゾンクラスター 1400で感染症対策、消臭効果も実感
幼保連携型認定こども園 ニコニコ桜保育園 様

一日の終わりにオゾンで燻蒸しています。女性でも扱いやすい重さとサイズなので負担が軽く助かっています。
使用した製品
オゾン発生器 オゾンクラスター1400
法人名
社会福祉法人 長陽会
住所
〒194-0013 東京都町田市原町田3-2-9
園長
長部 俊弘(長陽会理事長と兼務)
園児数
106名(0歳児9名・1歳児18名・2歳児18名・3歳児20名・4歳児20名・5歳児21名)
施設の種類
幼保連携型認定こども園(*1)
スタッフ
43名(うち保育士36名)
事業開始
2006年
Webサイト
*1:幼保連携型認定こども園とは — 幼稚園的機能と保育所的機能の両方を合わせて持つ単一の施設で小学校就学前の子供の教育・保育・子育て支援を一体的に提供する施設の事 (Wikipediaより)
[ インタビュー実施 : 2020 年 7 月 ]
ニコニコ桜保育園について
開園経緯:「こどもは社会の宝物や」
ニコニコ桜保育園は、2005年に社会福祉法人長陽会を設立した初代理事長の長部二郎が西宮市南郷町に2006年に開園した保育園です。
西宮が戦争で焼け野原となった1945年以降、初代理事長が地元の青年団として保育所運営を行っており、企業人として仕事をしている中でもずっと「こどもは社会の宝物や」という意識を気持ちの中に残しておりました。
ビジネスを引退した後、個人資産を投じて温めていた思いを込めて開園致しました。

特徴:「田んぼ」
当園は都心の住宅地にありながら“田んぼ”のある幼保連携型認定こども園です。
季節や時を感じて変化を続ける自然を子どもたちの原風景として記憶に残したいという思いがあります。
田んぼを筆頭に庭の木々、小さな池、小川に野の草花、烏や虫が訪れ、蝶やトンボ、バッタが生まれ、ミミズや丸虫が土を耕す…という循環する生態系に感動をしてもらいたいです。
田んぼにはもちろんヒルが発生することもありますし、水も小さな子どもには安全ではありません。その中で安全を最大限に考慮、優先しながら私達は子どもと共に自然と向き合っています。
春に田植えをして秋にお米を収穫した後は、田んぼにいれたふかふかの藁の上で遊んだり…子どもたちの喜びに満ちた顔を見ていると本当に田んぼを作ってよかったなと思います。
園庭に凸凹道や、築山、木登りのできる木、心地よい木陰があり、自然の中で心も体も健やかに育つ環境づくりを心がけています。

ポリシー:信頼関係と愛着関係の2つを大切に丁寧に寄り添う
保育時間は朝7時30分から7時までと11時間以上、0歳(生後6カ月超)から6歳まで最長で6年間と長時間、長期間に渡って子どもの成長を見守っています。
保護者の方が、当園の先生と一緒に子供の成長の喜びを分かち合えて嬉しいといってくださると大変やりがいがあります。
生後6か月超から就学前まで保護者の方にもお子さんにも丁寧に寄り添って保育を行うことを心がけています。
大事にしているのは信頼関係と愛着関係の2つです。
愛着関係は、子どもにとって『この空間は安心できて甘えられる』という信頼です。
4月に入園したばかりの子どもは不安でいっぱいで泣いてばかりですが、一対一で丁寧に関わるにつれ先生たちは安心できる存在だと思うと泣くことが少なくなります。
保護者との信頼関係も子どもとの愛着関係の形成に必要です。
子どもたち同士の仲が良く、当園にも愛着をもってくれる
0歳から6年間を一緒にこの園で過ごす子どもたちも多くいます。
長きに渡って友人関係を築いた幼馴染同士は特別なようで、たとえ小学校がばらばらになったりしても連絡を取り合って会ったりしていると聞きます。
幼い時からの気心がしれた関係はとても素敵ですよね。
また、小学校や中学校に進学した子も時々遊びに来てくれますし、地元中学校の職業体験プログラムでは毎年2校から各4名の中学生を受け入れているのですが、卒園児が保育士の仕事に興味を持って来てくれたりもしています。

古い酒樽を利用して作られた園庭の遊具
新型コロナウィルスへの
対応について(2020年2月~4月)
新型コロナウィルス流行前
アルコールもマスクなども普段から備蓄し、おもちゃは最低週一回の頻度で一つ一つ消毒をするようにしていました。
園の入口には手指消毒用のアルコール入のボトルを置いていますが、それほどの頻度で使われている様子はなかったです。
空気をきれいにするといった観点では、以前は通常の空気清浄機を使用していました。
新型コロナウィルスの流行期
(2020年2月~4月)
幸いにもアルコール類は物資が足りました。
地元の酒造会社(大関)からも西宮市を通して消毒用アルコールを寄贈いただきました。
マスクは平時から一度に1000枚単位で発注していましたが、一時期は在庫がなくなりそうになり、なかなか難しかったですね…。
アルコールに関しては、設置する場所を普段より多くして保護者の方にも使用の徹底をお願いしたところ、コロナ以前より使用回数が大幅に増えました。
また園内のおもちゃについても以前の週1回から毎日消毒するよう園のルールを変更しました。
当園の運営状況に関しては、3月から可能な限りの登園自粛要請が始まり、4月20日から5月23日までは西宮市全体で「特別保育」という医療従事者などエッセンシャルワーカーの保護者の子どもだけ預かることになり、多数のご家庭に家庭保育に協力いただいたので、その期間は少人数の限られた子どもたちが登園していました。

オゾン発生器を導入した理由
3月上旬、西宮市私立保育協会からの紹介があり、また新型コロナウィルス対策向けの補助金が急遽支給されることになったことも重なり、閉園後の空間除菌と日常の吸引空気清浄用に他社製品のオゾン発生器を購入しました。
各部屋を燻蒸するためオゾン発生器を1階と2階をエレベーターで移動するのですが、最初のオゾン発生器は大きく重たくて、職員の負担にもなり、また手間がかかりました。
また、1台だと1週間に1度しか各部屋の燻蒸ができません。当園そこで、新たにオゾンマート社のオゾン発生器を購入することで、週に複数回、各部屋をオゾン燻蒸することができるようになりました。
導入後の効果
オゾンクラスターは他社製品に比べて、パワーがあるのに軽くて、スタッフからの評判はすこぶる良いです。
女性でも片手で持ち運べてすごく助かっています。
空間をオゾンで燻蒸して消毒するのは空気清浄機よりも安心感があり、運用も簡単で大変良いと思っています。
また、調理スペースの排水溝や洗濯機置き場の排水溝などが梅雨の時期になると湿気もあり、毎年のようにニオイがきつくなるのですが、それがなくなったように思います。
休み明けの月曜日はニオイが少し強かったのですが、なくなって嬉しいですね。

オゾンクラスター1400の使用方法
保育が終わった後、職員が退社する際にスイッチを押して夜間から朝にかけて稼働するようにしています。
小さい幼児をお預かりするのでオゾン濃度を高くしないように短時間での使用にしています。

取り扱い説明書をラミネートして機械に取り付けていただいています
保育業界のコロナ対策のこれから
保育は濃厚接触の場であることは避けられないと思います。
スキンシップがなければ子供が不安になり関係性を築くことが難しいためソーシャルディスタンシングを守ることは現実的ではありません。
予めこまめな消毒や毎日、検温や呼吸器症状がないか、簡易検査による予防をしっかり行い、職員の体調に違和感があれば休んでもらうといった基本的な取り組みが最善の策だと思います。
当園では、保護者が園内に入る際に検温を実施してもらうことや、子どもの検温の回数を一日2回に増やすなどしていますし、職員に熱がある、咳っぽいなどの場合は休んでもらっています。
幸い、職員が多いのでそういったことができています。
行事のあり方についても変わってくると思っています。
例えば、参観日は例年、保護者の方に他のお子さんとも遊んでもらう参加型でしたが、実施を見送っています。
また合奏や合唱を伴う行事についても方法を見直す必要があります。
多くの行事で行事自体の削減や短縮化、形式の変化が求められています。
当園では行事の変化に伴って、保護者の方とお子様が一緒に体験する機会が減るのが避けられないため、保護者の方にはこれまで以上に園内での写真などの情報発信を活発に行っていこうと考えています。
新型コロナウィルスの適応薬やワクチンができるまでは、保育業界は予防体制を崩さずにどのように運営していくのか模索していくことになると思います。

使用したオゾン発生装置について
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製品の詳細
オゾンクラスター1400は、日本製のオゾン発生器です。それにもかかわらず、コストパフォーマンスが大変優れています。1時間あたり1400mgのオゾンを生成。1分あたり4,250Lの大風量。このスペックで税込275,000円は、競合製品と比較すると圧倒的に割安です。
また、ホームページ上に掲載している導入事例の数も豊富なので、同業他社や類似業態の会社が本機をどのように使っているか、すぐにわかります。
中国からの直販が多いオゾン発生器が多い中で、製造元である弊社(アースウォーカートレーディング株式会社)は山口県周南市に拠点を置く企業ですので、製品についての質問や修理が必要になった場合の対応など、フォローアップ体制も充実しています。
脱臭、除菌、ウイルス対策などにお役立てください。