院内の空間除菌をオゾンクラスター1400で実施
医療法人社団春藤歯科医院 様
診療後にオゾン発生器を一晩中使用。拭き掃除だけでは対応しきれない院内の空間消毒が実施可能になりました。
使用した製品
オゾン発生器 オゾンクラスター1400
住所
〒655-0046 兵庫県 神戸市垂水区舞子台6-10-3 久保ビル2階
在籍ドクター
1名(歯科医は理事長のみ)
事業開始
1985年
ホームページ
[ インタビュー実施 : 2020 年 7 月 ]
春藤歯科医院について
開業経緯
春藤歯科医院は歯学部卒業後3年ぐらい修行をしてから開業をしました。
開業した垂水区舞子台は明石海峡大橋の神戸側の地域です。
歯科医を目指すことになったのは、叔父の影響です。
小さな時から自然科学に興味を持っていたので、高校で理系進学をしていました。
その当時は、医学部・電気関係の大学への進学などの選択肢もありましたが、歯科医の叔父の話などを聞いて仕事のやりがいがイメージできたのと、国の施策もあり私立の歯学部が沢山増えていた時期で追い風だったので最終的に歯学部への進学を決めました。
今でこそ歯科医が独立するのは年齢が30代半ばであったり、歯医院がコンビニより多いと揶揄されることもありますが、当時は歯科医不足で歯科医の増員は国策でしたし、20代後半での独立は一般的でありました。
先生は、恐竜などの歯の化石を集めるのが
趣味だそうです
ポリシー
当院が35年間ずっと守ってきたポリシーがあります。
それは約束の時間を必ず守ることです。
一般的に歯科医院は予約時間に行ってもすごく待たされるイメージはありませんか?
医院側も患者側もお互いが予約しているのに、なぁなぁな関係になっていませんか?。
治療の予定が何時に終わるかわからないから、次の予定を入れられない方がおられると伺っています。
当院はお約束の時間通りに診療を始めて時間通りに終わるように努めています。
時間通りにお越しになられない患者さんには、約束通りに来られている患者さんを優先させていただきますし、事前に時間通りに来られるのが難しい場合は、ご連絡いただいて時間調整をさせていただいております。
医院と患者の双方がお互いに約束を守ることで35年間、医院運営を続けてこられたと思っています。
おかげさまで大部分がリピーターの患者の方で、毎日50人~60人の方の歯を診させていただいています。
病院の下駄箱には時間厳守のポスターが
治療方針
持てる治療情報の開示と患者の納得を重要視しています。
国が保険診療で認めている歯科治療と海外で受け入れられている最新治療には差があります。
当院では、事前に丁寧に説明させていただいて保険診療で治療を行うのか自由診療の治療を行うのか丁寧に説明していきます。
待合スペースにはスタッフの方が手書きで描いたポスターが沢山ありました
新型コロナ前
医院ですので、日頃から消毒意識や滅菌機器類などの設備は揃えておりました。
器具類はオートクレーブと呼ばれる高圧上記滅菌機で滅菌しております。
SARSや新型インフルエンザも乗り越えてその経験を活かしてゴム手袋やマスク、アルコールなどの衛生消耗品の備蓄などは他院より手厚く行っておりました。
また、前々から飛沫感染のリスクを避けるため、機器を動かすエアーコンプレッサーと患者の口腔内で発生する飛沫を吸い込むバキュームの、それぞれの空気交換機の設置場所を分けておりました。
一緒の場所に空気交換機を設置していると、新型コロナに限らずインフルエンザなどのウィルスがコンプレッサーから出てしまうことになりますから大変危険です。
そして、施術中に飛沫が沢山飛び散るものもありますので、普段からスタッフがゴーグルやフェイスガードをつけておりました。
けれども空間についての消毒については手薄でしたね。
新型コロナウィルスへの対応について(2020年2月~4月)
新型コロナウィルスの流行期
(2020年2月~4月)
空間についての消毒を検討していた際に、オゾン発生器の事を知りました。
正確な情報がなかったため、その他の種類の機械と併用するような形で導入をしました。
有人環境でも使えるものと、オゾンクラスター1400のような有人環境では使えない代わりに強力な消毒効果が見込めるものと併用しています。
フェイスガードは通常業務でもともと使っていましたが、数を増やさないといけないということもありネットで買うなどして体制を整えました。
先程も述べましたがSARSを経験しているので手袋やマスクなどの備蓄はありました。
ただ、ゴム手袋はマレーシアが主な製造拠点で、マレーシアからの物流が止まっていた時期がありその時はネットでの購入が難しい時期がありました。
また、もともと予約体制を当院と患者の間でしっかりしていたのもあり、待合室が混み合うことはなかったのですが、念の為に予約受付数を減らして待合室で患者さん同士で接触することが極力ないようにしました。
オゾン発生器を導入した理由
導入の理由は、新型コロナウイルスの感染症対策のためです。
できるだけのことはしようということでオゾン発生器を含めて他の機器も導入しました。
オゾンマートに決めたのは様々なラインナップが取り揃えられていたのと価格が魅力的だったためです。
また、アマゾンや楽天などのモール型のところはオゾンの製品が乱立しており、どうも信用できそうにありませんでした。
ちゃんと自社でウェブサイトを構えている企業の製品を買おうとも思っていたのもあります。
導入後の効果
スタッフから安心感があると言われています。
おかげでスタッフから業務内容を縮小したり診療日を減らして欲しいなどの要望はあがってきておらず通常診療ができています。
他の歯科医院ではスタッフの要望で業務を縮小したり、医院の営業を止めて患者さんをお断りしてるところもあるようです。
残念なことですが、それがもとで患者さんとトラブルになっている医院もあると聞きました。
オゾンクラスター1400が手書きのポスターの中に登場しています!これは嬉しい!
オゾンクラスター1400の使用方法
診療が終わった後、病院を離れる前にスイッチを押して夜間から朝にかけてずっとインターバルで稼働するようにしています。
朝、医院に来た時に窓やドアを開放して換気を行っています。
オゾン臭がちゃんとするのでガスが一定の濃度を保ったまま空間を消毒しているんだなというのが実感できますね。
ただしゴム手袋はオゾンガスが当たらないよう気をつけてください。
痛みますので。
写真のようにゴム手袋の入れ物をひっくり返してからオゾンガスを発生させています。
歯科業界のコロナ対策のこれから
歯科医は顧客との距離が非常に近い業態です。
一方で、ウィルスの流行があろうとも歯の痛い方の数が減るわけではありません。
消毒体制および備蓄体制を強化し、どのようにすれば医院運営を止めることを避けられるのかを考える必要があります。
繰り返しになりますが、コンプレッサーとバキュームの、それぞれの空気交換機の設置場所を分けてない歯科医院は別室にするもしくは空気が交わらないように工夫しないといけないでしょう。
患者→歯科医院スタッフへの感染はあったようですが、幸いにも歯医院スタッフ→患者へのコロナウィルスの感染は確認されていないようですが。
いつ起こるかも分かりません。
オゾンガスでの夜間消毒は非常に簡易なため、業務の負担にはならずおすすめできます。
顎がしゃくれている動物フィギュアにハマり、
限定版含めて蒐集したそうです
使用したオゾン発生装置について
製品一覧を見る ▶
製品の詳細
オゾンクラスター1400は、日本製のオゾン発生器です。それにもかかわらず、コストパフォーマンスが大変優れています。1時間あたり1400mgのオゾンを生成。1分あたり4,250Lの大風量。このスペックで税込275,000円は、競合製品と比較すると圧倒的に割安です。
また、ホームページ上に掲載している導入事例の数も豊富なので、同業他社や類似業態の会社が本機をどのように使っているか、すぐにわかります。
中国からの直販が多いオゾン発生器が多い中で、製造元である弊社(アースウォーカートレーディング株式会社)は山口県周南市に拠点を置く企業ですので、製品についての質問や修理が必要になった場合の対応など、フォローアップ体制も充実しています。
脱臭、除菌、ウイルス対策などにお役立てください。