消臭実験 -衣類-
衣替えの季節など、久しぶりに着る服の臭いが気になったことはありませんか?
特にカビは湿度が高い環境で繁殖しやすく、特に湿度が65~70%以上の場所では数か月、75%以上では数週間から数か月、90%以上では数日から数週間で発生します。
クローゼット内は換気が悪いため、気がついたらカビが発生していたり、洗剤の残りカスが原因で独特な臭いが発生することもあります。
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実験の概要
シャツに染み付いた臭いを家庭用オゾン発生器オゾンクルーラーで除去できるのか検証します。
シャツの臭いを測定
シャツの臭いを測定します。
臭いの数値は「350ppm」前後です。(※ppm=臭いの数値の単位)
直接臭いを嗅ぐと、かなりホコリっぽい臭いがしました。
■使用した臭気測定器
神栄テクノロジー株式会社製 『ハンディにおいモニター OMX-ADM』ある悪臭を数値化し 脱臭前後のニオイの減衰を 測定することができます。
オゾンクルーラー(低濃度モード)を噴霧
50cm四方のBOX内にシャツを入れオゾンクルーラーでオゾンを噴霧します。
■オゾンクルーラーについて
オゾン生成量
低濃度:10mg/h
高濃度:200mg/h
マイナスイオンモードや、静音モードも搭載され、有人環境下でも使用できるオゾン発生器です。
今回の実験では、低濃度モードで消臭効果の検証をします。
■低濃度モードについて
オゾンとマイナスイオンを交互に発生させ(オゾン1分間→マイナスイオン→5分間)、人がいても利用できる適切なオゾン量を維持します。適切な使用範囲を守れば、空間が高濃度にならず、有人環境下でも安心して利用できるモードです。
実験の様子
最初のオゾン噴霧(1分間)で「350ppm」から「77ppm」まで臭いの数値が減少しました。
オゾンによる消臭効果が確認できます。
その後マイナスイオンモードに切り替わると、臭いの数値が少し戻り、オゾンモードに切り替わると再び数値が下がり始めます。
低濃度モードのオゾン噴霧4回目で、臭いの数値がゼロになりました。その後は、臭い戻りは発生しませんでした。
実験結果
実験開始時
350ppm
オゾン噴霧(回数) | 経過時間(分) | 臭いの数値(ppm) |
---|---|---|
1 | 1 | 77 |
(マイナスイオンモード終了時) | 6 | 52 |
2 | 7 | 13 |
(マイナスイオンモード終了時) | 12 | 36 |
3 | 13 | 4 |
(マイナスイオンモード終了時) | 18 | 29 |
4 | 19 | 0 |
(マイナスイオンモード終了時) | 24 | 0 |
低濃度モードのオゾン噴霧4回目で、臭いの数値がゼロになりました。その後は、臭い戻りは発生しませんでした。
このように、低濃度であってもゆっくりではありますが、確実に消臭効果を得る事ができます。
また、オゾンは除菌効果も期待できる事が多きなポイントです。
高濃度のオゾンは身体に影響があるため、使用時に注意が必要ですが、家庭用オゾン発生器であれば、危険な濃度に達する事がないため、安全に使用する事ができます。
定期的にクローゼット内でオゾンを噴霧させれば、カビの発生防止にもなり
使用したオゾン発生装置について
製品の詳細
初代オースリークリアの登場が2008年、後継のオースリークリア2が2015年、フルモデルチェンジしたオースリークリア3は2019年の9月にリリースされました。
販売開始以来大人気を誇る機種であるためユーザー層は厚く、ホテルや旅館等の宿泊関連事業者様、自動車、飲食、不動産、介護、保育、学校等、様々な事業者様の他、ご家庭でのご利用も多いです。
50㎡、2.5m程度の高さの部屋であれば、1時間で1ppm前後のオゾン濃度にすることができるため、脱臭にもウイルス対策にも十分な効果を得られます。