質問
オゾン発生器の指標、ppmとmg/hrはどう違うの?
ppmはオゾンの濃度、mg/hrはオゾンの出力を指します。
一般的にどちらもオゾン発生器の能力の指標となっていますが、ppmは主にオゾン水生成器の能力、mg/hrはオゾン発生器の能力の指標です。
オゾン水は除菌するために最低1ppm、できれば2ppmあれば、ほとんどの菌体を除菌可能になります。
どの程度の水量を1ppm、もしくは2ppmにしたいか、ということが重要になるため、ppmが指標になります。
オゾンマートのオゾン水生成器やオゾン発生器で例示すると、オゾンバスターを使えば2リットルであれば20秒で2ppmを超えますが、オースリークリア3だと、10分間のバブリングでオゾン水を生成しても1ppm行くか行かないか、というところです。
このようにオゾン水は、濃度が能力の違いを表す目安になります。
オゾンガスは濃度よりも出力が能力を測る尺度になります。濃度はあまり意味がありません。
例えば、小さなビニール袋の中でオゾンを1時間発生させたとします。そうすると、そのビニール袋の中のオゾン濃度は大変濃くなります。
それに対し、小学校の教室でオゾンを1時間発生させたとします。これではオゾン濃度は高くなりません。小さなビニールであれば1分だけのオゾン放出でもそれなりの濃度になりますが、広い教室で1分放出であれば、オゾン濃度はほぼゼロです。
オゾンガスの濃度については統一された広さや放出時間等の、計測の基準がないため、普通のオゾン発生器メーカーはppm等の濃度表記を行わず、出力を表記します。
逆にppm表記をしているオゾン発生器は、どの程度の広さの空間に、どのくらいの時間オゾンを放出させてその濃度になったのか、その説明がなされてないのであれば、確認すべきでしょう。
オゾン発生器は出力が能力の違いを表す目安になります。
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